10年前の春、このサロンをオープンするなんて決まっていませんでした。
面がしサロンでしたので、材料をはまけん師匠から仕入れさせていただき、開けるとご自分で撮ったお花の写真が!
時には風船を膨らませて入っていたり(笑)

美容師は社会的に信用が薄いようで、なかなか資金調達が難しいのも聞いていましたし、実際お金持っていませんでした。
二軒目の面がしサロンでお世話になっていた10年前の春。
岡山から大学入学で名古屋へ来られ、KAEDEのホームページを見てご来店でした。
一度岡山で矯正かけられたみたいで、前髪など長さが残っている部分は、その時の矯正が残っています。

メンズ矯正、最近のSNSで自然に…、曲がる…の言葉を見かけますが、はまけん矯正はすでにやっておりました。
他のやり方はどうなのかわかりませんが、ドカンをつくってアイロン後がなかなか笑えちゃう(笑)

この時すでに、ただドカンを作っていたわけではないのがお写真からもわかると思います。
そして、10年後の今、自分で改めて見ると、ツヤ感の出し方、アイロン後の違いにも気づきます。
そして、ドライのみ、ワックスでスタイリングの仕上げです。

その後、就職活動までカラーもされていました。
立派な社会人となり、色んなことを親戚のおばちゃん気分で見てきましたが、よく頑張ってます!
モザイクかけていますが、雰囲気、表情で伝わってきますよね!?

3ヶ月サイクルの縮毛矯正。
ドライのみ、何もスタイリング剤つけていません。
以前は右から左への流れでしたが、生えかわる髪、変化する髪質、逆がしっくり来るようになったとのこと。
皆様の変化には敏感に対応しながら施術をする、毎回の真剣勝負!
ご本人様も同じく自分の色んな変化に気づく。
こうやって一緒に歩んでいくことの大事さがKAEDE式。
頭の形も左右違う、髪質、くせの強さも部分的に違う。

ドライして、何ごともなかったように全てをカバーして自然に仕上がることを狙いにいく。
ただ伸ばす、曲げる、は10年前。その先にラク〜って言葉が飛び交う技術。
お仕事でスーツをピシッと着られるので、間で一度か2度カットが入ります。
メンズあるある、ツーブロック、自分でバリカン。
初めましてのご予約のメールに、「暑がりなので温度低めでお願いします」って入っていて、「できる限りご希望には!」ってやりとりした思い出話し。
面がしや、シェアサロンは、当たり前ですが自分だけが好きなようにはできません。
これはどの業界もだと思いますが、沢山の人が使う場合、仕事の仕方はそれぞれで、使い方も、次に使う人のことも考えるか、などなど色々気づいてしまう。そんな人には1人サロンが向いているかもしれません。
その場所が何らかで使えなくなったら、自分もお客様も困ることになります。
同時に、全てが自分の責任です。
色んな経験、思いをして、今に至りますが、得たことの方が大きいです。
本質、原理は同じで、そこが理解し合える結果が今のKAEDEだと思います。
いいとこ取りしても上手くいかないですから、ひとつひとつをクリアして築き上げて行くことがお金では買えない自分の財産になります。
年齢層幅広く、男女、国籍関係なく、色んな髪質の方の髪の一生を扱いやすく維持して最期まで大事にするご提案サロン。
薬だけ出して儲ける医者ではなく、獣医ではなく、寄り添い経験値から安心して通える出逢いの大切さ。
髪も大事な体の一部なのですから。