毎月、数名のビビリ修正のお客様がご来店下さいます。
お会いして、髪の状態を見て、履歴をできる限り聞いて、触って、シャンプーしてみて、
お話して、修正させていただいています。
お隣の県からご来店下さった可愛い学生さん。
思わず、「可愛いのに、この髪は・・・」って。
小さい頃から行っている美容室。今年の春、高校卒業、そりゃ色々やってみたいのです。
この色にしたい!ってお客様のご希望とはいえ、矯正毛にブリーチはNG!
矯正だけでもかなりのダメージをうける細い髪なのに、
やると傷むよ~だけではなく、こういうことになるよ!って説明しなくては・・・
可愛そうな髪になり、悲しい思いをするのはお客様。
余分なお金も時間も費やさなければいけなくなるのです。
矯正は半年前。新生毛は問題なく癖を伸ばせるでしょう。
ブリーチしている根元10cmから毛先のビビリ修正が
どこまでおさまってくれるかなのです。
シャンプーして、この髪をみてどんな美容師でも逃げたくなります。
とりあえず8cmくらいカットさせてもらい、仕上げてみてダメならもう少し切ろう!
ってことにして、薬液塗りわけからいきます。
今回、この時点から「ごめんね~、無言になるね!」
「無言!?(笑)」って。
まず、私がやるべきこと、技術。できる限り修正して笑顔にしてあげること。
細心の注意でワンパネルごとの薬液塗布、アイロン。
さて、ドライしてだいぶおさまり、後ろ姿を見せて、
「もう少し切ろうか?」
「ん?切らない」って可愛い笑顔。
「だね~!」ってなりますよね(笑)
カラーのことを聞いてきてくれたので、
遠いけど、カラーするのも来てもらえるかな!
ってお話しました。
このビビリ修正をわからずにカラーしてしまうと、また振り出しにもどること。
ってことは、また悲しい思いをしてしまうこと、それ以上にダメージ。
伝えることは、私の責任でもあると思います。
ビビリ修正して、髪がなおったわけではなく、
その後の経過を見ながらより維持していく施術をすることが必要なのです。
KAEDEへ足を運んで下さるからには、きれいな髪、より素敵に!