第2期受講生の内藤睦美さんは、愛知県大府マンツーマン美容室サロン「hairデコ」のオーナー美容師。20年前、勤めていた美容院を退職して、現在のサロンをオープンされました。
なぜ講習を受けようと思ったのか、講習を受けてどうだったか、講師である里美さんも交えて、インタビュー形式でお話を聞いてみました!
(聞き手:KAEDE講習会スタッフ菜月)
1対1だから、細かく教えてもらえそう
――カウンセリングに来られて、その場で受講をお決めになったと里美さんから伺いましたが、受講しようと思った理由を教えていただけますか?
内藤さん:自分の技術が下手すぎて、なんとかしたかった。下手というか、縮毛矯正が自分の思い通りに行かないから、なんとかしたくて。(KAEDEの講習ページを見て)なんとかしてくれそう、って(笑)
――なんとかしてくれそうと感じたポイントはどんなところでしたか?
内藤さん:やっぱり1対1だから、きちんと教えてもらえそうって。
里美さん:他の講習は講師がやるだけで、(自分がやるのを)見てはもらえないですもんね。
内藤さん:講習人数が大勢であれば大勢であるほど、感覚が大きいじゃないですか。感覚を持っている人はすぐ飲み込んで、お客さんにもできるようになるんだけど、私は細かく教えてもらわないとわからないから、「こうなったらこう」って。
里美さん:理論が絶対あるわけなんですよね。それを頭に入れた上で、自分が体に染み込ませて、やっと自然にできるようになる。感覚だけでなく、なんでこうなったか考える、両方できる人だと分かるんでしょうけど、教える側もそこまで考えないタイプが多いんでしょうね、感覚でできる人たちって。
内藤さん:才能がある人はそれでいけるのかもしれないけど、私はなかなかわからなくて。言った通りやってみるけど、なんか上手くいかない。マンツーマンに近い感じだったら、もうちょっと細かく教えてもらえるかなって。
これが蓄積して、だんだん綺麗になっていくんだな
――実際3回受けて見てどうでしたか?期待していたものは得られましたか?
内藤さん:得られたと思います。まだいっぱいお客さんやってないからこれからですが。講習を受けて、まず、自分がおざなりになってたこと、きちんと洗い流すとか、きちんとブロッキングするとか、そういう細かいこと、本当に基本的なことが、自分が忘れていたことが「ああ、そうだったな」ってなって。
里美さん:私もハマケンさんの講習会行った時に気付かされたんですよ。一液流した後のコーミングを、ジャンボコームじゃなくて、テールコームでとかしたんですよ。そしたら「そんな目の細かいのでとかしたらいかん」って。その一個だけでも、髪にダメージ来るじゃんって(一液の後は非常にデリケートな状態だから)。そこで気付かされて。
内藤さん:「ああ、そっか!」って。いっぱいありました、そういうことが。アイロンもすごく細かくスライスをとるし。それで仕上がりが変わって、それが蓄積していくから、(施術ごとに)だんだん髪が綺麗になっていくんだなって。
――講習と講習の間でも、ご自分のサロンで、薬剤以外の部分※で教わったことを実践して、前との違いを感じる瞬間とかはありましたか?
(※KAEDE式縮毛矯正の薬剤は全ての講習が終わってからのお渡し)
内藤さん:いっぱいありましたけど、やっぱり、これまでどうやっても上手くいかなかったお客様で、仕上がりが綺麗に収まったこととかですね。
何か一個得意なものを持ちたいな、そうしたら楽しいかなって
――サロンを安定して経営できている中で、「縮毛矯正ちゃんとやりたい」って内藤さんが思われた、チャレンジしようと思われたのはどうしてだったのでしょうか?
内藤さん:縮毛矯正は元々、割と好きだったんですよね。好きだったんだけど、なんか縮毛矯正って、なんていうのかな…美容師の世界の中では、ちょっと違うもの、特殊なものになっちゃってて。デザインが苦手な美容師がマニアックにやるものみたいな雰囲気があって。自分は別にそういう美容師になりたいわけじゃない、デザイン面をちゃんとできる人になりたかったけど、「それってそうなのか?」と思い始めて。「関係ないな、そんなの」って。デザインだってできるし、里美さんの縮毛矯正なら。
里美さん:癖毛なだけで、デザインとか髪型も楽しみたいのはみんな一緒。だからパーマをかけるのと同じ感覚で、縮毛矯正をかけられれば、癖毛の人もちょっとしたデザインは楽しめるよ、って。それが以前はできなかったのは確か。けど、できるようになったんですよ。
――内藤さんのお話伺っていて、私もすごく納得したのは、やっぱり誰でもできる技術じゃないって客側も分かってるので、専門特化したところに行った方がなんとなく安心、みたいなのがこちら(客側)にもあって。
でも里美さんも仰った通り、ストレートヘアになりたいわけじゃないっていう葛藤もあって。マニアックなところに行くと、美容師さん側が癖を伸ばすことにこだわりすぎていて、こちらが「こんな髪型にしたい」とか言える雰囲気じゃない。
そういう中で、里美さんのサイトの写真見た時に、まずフォルムが綺麗なんですよね。メンズも女性も形が綺麗で、毛流れがあって、ストレートヘア以外のいろんな髪型があって。
そういう、矯正技術に対して安心感がありつつ、こちらがしてほしいヘアスタイルをゴールにしてくれる美容師さんはなかなかいない。
だから希少性が高いし、縮毛矯正がうまくできるだけで、できるスタイルの幅が全然違うので、武器になるはずだと思います。
内藤さん:よくいろんなところで、強みを持たないとダメって。マンツーマン美容院でも、どんな職種もそうだけど、今からの時代は、何か特化したものがないと生き残れないみたいなのがあるじゃないですか。そう思った時に、ないな〜って思って。そういうのも(受講した理由で)ありましたけどね。何か一個得意なものを持ちたいな、そうしたら楽しいかなって。矯正はやっていて楽しいし、好きでしたけど、(講習を受ける前は)それをいうのがちょっと恥ずかしいというか。
――好きという気持ちに技術を伴わせたいという感じだったんですね。じゃあこれから楽しみですね!矯正を強みにしたサロンって、言っていけるのが。
内藤さん:あとは実践あるのみですね。
ご自分の技術に真摯に向き合い、常に向上心をもってお客様と向き合って来られた内藤さん。20年間マンツーマンサロンで培った経験値はさすが、2回目、3回目と回を重ねるごとに講習の内容をぐんぐん吸収し、KAEDE式を見事に掴んでいらっしゃいました!癖毛に悩むお客さまにとって、今後ますますかけがえのない存在になっていくことと思います。
第一期生に続いて、第二期生の内藤さんにも、KAEDEにお問合せいただいたご新規のお客様を早速ご紹介させていただいています。確かな縮毛矯正技術を持った美容師の受け皿が広がっていくことを、とても嬉しく、頼もしく思います。
今後のご活躍を楽しみにしています!